1952-07-02 第13回国会 参議院 本会議 第60号
「朝鮮における戰乱の真の責任者はアメリカである。」この言葉は東西を問わず今や世界の輿論となつております。六月十九日発ロイター通信はこう伝えております。「アメリカは民主主義の名の下に戰争をしているが、実は巨大な市場を持つアジアに足がかりを欲しているのだ。国連とはアメリカの別名に過ぎない。世界は曾つてない破局に瀕している。」こう述べているのであります。
「朝鮮における戰乱の真の責任者はアメリカである。」この言葉は東西を問わず今や世界の輿論となつております。六月十九日発ロイター通信はこう伝えております。「アメリカは民主主義の名の下に戰争をしているが、実は巨大な市場を持つアジアに足がかりを欲しているのだ。国連とはアメリカの別名に過ぎない。世界は曾つてない破局に瀕している。」こう述べているのであります。
そうするとあの朝鮮戰乱のとつぱなに起つたあの問題は朝鮮内部のことで、民族的統一ということを主にして南鮮と北鮮とが争つたので、一国間内における二つのセクシヨンスがお互いに相争つたということになる。あの定義から言えば侵略ということにならない。
アメリカが訓練して、非常に強い軍隊で、もう鎧袖一触で北鮮が参つてしまうというような考えで李承晩があの三十八度線をぐつと一齊に一面に越して、そうして先に手出ししたのであつて、それに対して抵抗して、あれが戰乱のもとだというのが、これは北鮮の立場だと思うのであります。北鮮がそういうような主張をしておつたように私は記憶しております。
朝鮮の戰乱は、これらの諸国が如何なる程度に国連の理念に忠実であるかを実証したのである。」中略で「もし現在の二つの世界の対立に直面して、なお中立の可能性を信じる者があるとするならば、その現実の情勢の認識の欠如に驚く外はない。さらにわれわれはその道徳的信念と勇気の欠如を批判せざるを得ない。」
朝鮮の戰乱は、これらの諸国が如何なる程度に国連の理念に忠実であるかを実証したのである。」中略で「もし現在の二つの世界の対立に直面して、なお中立の可能性を信じる者があるとするならば、その現実の情勢の認識の欠如に驚く外はない。」こういうように言つて、「さらにわれわれは、その道徳的信念と勇気の欠如を批判せざるを得ない。」
朝鮮の戰乱はこれらの諸国がいかなる程度に国連の理念に忠実であるかを実証したのである。」中略、「もし現在の二つの世界の対立に直面してなお中立の可能性を信じる者があるとするならば、その現実の情勢の認識の欠如に驚くほかはない。さらにわれわれはその道徳的信念と勇気の欠如を批判せざるを得ない。」
従つてその処理の結果、いろいろ価値もかわつておりましようし、またその間に故意でなくして破壞されたものもありましようし、また善良な管理者としてやつても、戰乱等でこわされたものもありましようし、いろいろあるので、それを初めの財産権を主張するというのでなくして、これは第四條にもありますように、双方の特別とりきめの主題となるというのであつて、これは事実上、また関係者の意見にもよりまして、お互いに話し合つて解決
○岡崎国務大臣 これは日本側としても、たとえば戰乱で失われた日本の財産を請求するのは無理でありますから、それまで請求しようとは思つておらぬわけであります。不可抗力で破損されたものもありましよう。また韓国政府側の責任でなく破損されたものもありましよう。
今日の世界の戰乱というものは、帝国主義列強による内政干渉主義が最後の原因になつておるということを盛んに言つておるのでありますが、殊にアジアの人々はそうです。なぜならば、アジアの今日の戰乱というものは、やはり同じように内政干渉主義ということに関係がある。今日アジア人は心の底から平和というものを望んでおるとにかかわらず、而もアジアに戰乱が絶えない。朝鮮は二つの朝鮮に分れておる。
今日、朝鮮並びに中国は、不幸にも戰乱の渦中にありまして、彼らには帰るべき家郷もなく、日本にあつて路頭にさまよう貧困者もありまするが、これらの同情すべき、かつてのわれわれの同胞に対しましても、政府は最善の措置をとるべきものと考えるのであります。
本法案は、銃劍でこそ朝鮮人を殺すものではありませんが、日本内地に居住する約六十万の朝鮮人と、四万の中国人を、戰乱のさ中の朝鮮に、あるいは治安の極度に乱れました台湾に、法律の力によつて強制送還し、事実上これらの人々を死地におもむかしめんとするものでありまして、関東大震災当時の残虐行為以上の———を法律の名において行わんとしておるのであります。
以上、要するに、これらの法案は、この行政協定に基いて占領制度を続け、さらにこの日本人をアメリカの傭兵として、そうして日本を戰乱のちまたに追い込もうとする、その最も露骨な現われでありまして、これに対して、われわれは痛憤を禁じ得ない。自由党の諸君は、さきに腹を切つた坊さんのつめのあかでもなめたがよい。諸君のはらわたをみな洗い直したらよいと思う。
ところがこの法案によりますと、明治以来何十年の間日本人として日本に居住し、日本人を妻とし、風俗や習慣もまた日本人としてかわりない生活をし来つた朝鮮の諸君、台湾の諸君を、にわかに外国人として取扱つて、これを新たに日本の国に出入りする外国人と同じ條件によつて管理し、これに該当しない者は強制的に現在戰乱のちまたになつておる朝鮮または台湾に退去を命じようとしておるのであります。
本法案が成立施行のあかつきには、現在政府が、また自由党の諸君がいかに否定しようとも、近い将来在日の善良なる朝鮮人の多数が戰乱の南鮮に強制送還されて、彈丸として朝鮮戰線にかり出されるということは明らかな事実であります。まさに政府は本法案の形で大量の朝鮮人に――の宣告を與えようとしているのであります。今や朝鮮人の憤激は極度に達していると思うのであります。
本案は銃剣で朝鮮人を突き殺すものではありませんが、日本内地に居住する六十万の朝鮮人と四万の中国人を、戰乱のさ中にある朝鮮と治安の極度に乱れております台湾に法律の力で強制送還し、事実上死地におもむかしめんとするものでありまして、関東大震災当時の残虐行為以上の――を法律の名において行わんとしているのであります。まさに朝鮮人等の大量――法案であると称しても間違いないと思います。
と会談の模様を伝えて、朝鮮戰乱についての問題が討議され、公表されない秘密な重要取極のあることを指摘しているのである。
そうして一般的に言うと、国務省は日本にできる限り広汎な独立を與えようとしておるが、国防省は米軍が占領という権限の下に現在享受しておる多くの軍事利権を放棄することに対してそれほど乗り気ではなく、その理由として、特に日本が朝鮮戰乱遂行上米軍にとつて重要な基地となつておる点、又日米安全保障條約による日本防衛の責任は主として米国に課せられておる点等を指摘しておる。こういうふうに報ぜられております。
一般的にいうと、国務省は日本にできる限り広範な独立を與えようとしているが、国防総省は米軍が占領という権限のもとに現在享受している多くの軍事的利点を放棄することに対してそれほど乘気ではなく、その理由として特に日本が朝鮮戰乱遂行上、米軍にとつて重要な基地となつている点、また日米安全保障條約により日本防衛の責任は主として米国に課せられている点とを指摘している。」こういうふうに報告されている。
そこでこの警察予備隊のことをこれ以上お尋ねいたしましても、警察力だ戰力だという互いの議論がちつとも一致いたしませんので、これ以上はお尋ねすることをやめますが、最後に交換公文等の問題でありまするが、交換公文、これは要するに朝鮮に対して安全保障理事会、或いは国連総会のとつた態度、或いは決議、それによりまして、日本がこれまで朝鮮の戰乱に対する国際警察軍の行動に対して協力する、今後も又協力するということを約束
御承知のごとく私たちは、朝鮮戰乱以来のあのインフレに対処いたしまして、特に本年当初以来は一万二千円ベースの実施を要望いたしまして、人事院に対しても速かにベース改訂の勧告を促して参つたものであります。
殊に朝鮮戰乱を契機といたしまして、共産主義陣営の侵略的の意図は我が国の周辺に積極化を感ぜしむるような状況に相成つておるのであります。
政府はまた今回在日朝鮮人四十万を、一片の政令で戰乱の収まらない故国に無理やりに追い返そうとしております。これは在日朝鮮人を朝鮮戰争の肉弾として補充するためであります。在日朝鮮人の運命こそは、次に日本民族のたどるべき運命であります。 吉田総理は、たびたび再軍備は今ただちにしないと言つているが、一方では国内の軍事体制を着々と進めている。
万一これがわが国を戰乱の渦中に巻き込む原因となりましたような場合には、首相はいかなる責任を負わんとするものであるか。またアメリカの側においても、日本が反対陣営に奪おれるのではないかという危惧の念からあせり過ぎておることを遺憾とするものであります。
然るに日本は重工業を使つて軽工業を助ける方面に行かないで、朝鮮の戰乱を助け、軍事基地化、或いは再軍備という方向に準備し、而も外国の独占資本家に全部を売渡すという形において進行しており、そのための統制であるという点の心配を持つから、この点を明らかにしたいということを私は申上げたのでありまして、従つて私どもの見解の中には、このような政治を推し進められる限りは、奥委員の心配されるような台所の消費物資も、重工業生産
○兼岩傳一君 そうすると、軍需的な産業についての統制と、現在軍需的なものを増産するために、武器、弾薬、それから朝鮮の戰乱その他について必要なもの等々、どういう、つまり勤労人民の国民大衆の生活に、直接必要なものでなくて、軍需的な形で必要なものに対する仕事を、統制という武器を使つて助長しておられるという事実はないというふうに了解していいですか。
細かいことは一々申上げませんが、こうした戰乱後における経済界は非常に混乱を来たしているのでありまして、そうした場合に対して我々としてはベースの引上げを考えることが必要であろうと思うのですが、この委員会としては一体今の税金をどういうふうになさるおつもりであるか、又現状のままでいいとお考えになつておりますか。
昨年戰乱以来、日本の経済界が非常な変動を生じておるのであります。その以前のことについても無論意見があるのでありますが、少くとも今日に至るまで非常な変動を生じておるのでありまして、それに適応する税制の建前をとらねばならなかつたはずであると思うのであります。言うまでもなく物価は非常に上昇しまして、それによつて一部の層は非常な利益を挙げておるのであります。
○松永義雄君 これは誰しも御承知のことで、私からくどく申上げることもないと思いますが、日本の昨年戰乱以来の景気というものは、日本独自の力によるものもないとは言えないのですが、併しよそから来た影響が強いということをこれは肯定しなければならんのであります。